物語コミュニケーション力

職場や交渉の現場等では分かり易く、簡潔に、そして具体的に、伝え合うことが求められます。事例を示し、論理的に語ることが求められているものです。こうした基本的なコミュニケーション力が、正確で効率的な職務履行に有益なことは言うまでもありません。ですが、こうしたコミュニケーションで人の心を動かせるかと言えば、必ずしもそうではないでしょう。 お客さんから共感を引き出したり、部下のやる気を高揚させたりするには、別の形の伝える力も必要です。『物語コミュニケーション力』は、人間の心に働きかけるコミュニケーションの術をお伝えするプログラムです。

研修は自分を物語る方法から始めます。物語が語り手の存在を強く印象づけ、他者の記憶に刻む力を持っているからです。その上でメッセージを物語に載せて伝える方法を学びます。“売り上げを伸ばせ”というメッセージで意味は伝わりますが、部下の本気度を引き出すためには別のアプローチが必要です。また発信ばかりでなく、相手の物語を引き出し、関係を深めていく方法も習得頂きます。誰にも語ったことのないストーリーの最初の聞き手になることは、特別な関係の構築につながります。印象深い物語で自らを伝える一方で、相手の新たな物語の最初の聞き手になることは、人の心を動かす基盤づくりに他ならないのです。

1日のトレーニングを受けると、日常のコミュニケーションに“物語”をどう使っていこうかと、様々な工夫が始まります。そして、効果的な会話を実現するための材料集めや自己物語の見直しも開始されます。日常的な伝達の場所を、人に影響を及ぼす戦略的な場に変えていく、そんな新たな視点を持ち帰って頂きます。

マネージャーやリーダー、営業職の方々など、周囲の人々に影響を与えるコミュニケーションが求められている人には是非とも受けて頂きたいプログラムです。

I.物語コミュニケーション力

1.研修仕様 ■オンライン(Zoom) 7Hr x 1日
■人数:4名〜24名
■講義、個人ワーク、グループ対話を取り混ぜて進行するワークショップ形式研修
2.概 要 1)物語で自分を伝える
2)効果的に語るための(5+2)構造
3)人の物語を引き出す
4)物語でメッセージを伝える
3.対象者 マネージャー層、リーダー層、営業職の方々、周囲の人に影響を与えるコミュニケーションが求められている方々。
4.カリキュラム

■AM

  • オリエンテーション
  • 基幹ストーリーの語り
  • 聞き手の記憶に残る自分物語づくり
  • 検証(相互フィードバック)

■PM

  • 効果的に語るための(5+2)構造
  • メッセージ内容に沿った物語をつくる
  •   1) 商品・サービスの価値を伝える
      2)同僚や部下を動機づけ、鼓舞する
      3)「あなたに頼みたい」信頼を獲得する
  • 人のストーリーを引き出す
  • 収穫の整理
 *提示の内容は一実施例です。お客様の条件に応じ、最適化を行います。