海外拠点への赴任は通常、①実質的な職階の上昇 ②職域の拡大 ③異文化環境への適応 という3つの変化を伴うもので、ケースを通じた事前のシミュレーション学習を行っておくことで、大きな学習効果が期待されます。言葉や文化の異なる人々との協働では、赴任直後から誤解やすれ違いが生じやすく、グローバル環境下で協働を行う基本原則を赴任前に押さえておくことの意義は甚大です。
本プログラムでは以下5つの実践指針を、日系企業海外拠点を舞台としたストーリーから学んでいきます。場に起きた事象の“何故”を考えながら、多文化協働の基本的な考え方を身に着けていきます。*
1. 実践者としての範を示す
2. 目指すビジョンを示し鼓舞する
3. 恒常的に業務を改善する
4. 行動できる環境をつくる
5. 働く場を一人ひとりの居場所にする
5つの実践指針は組織内協働を進めるどの領域にも通用する行動原理なので、赴任先で何をどのようにすればいいのか、が整理され、赴任前にありがちな余計な不安から解放されるメリットがあります。研修で紹介されるケースと実態は相当に異なるものでありつつも、原則的な行動指針を得ておくことから、新たな場における業務遂行のブレが無くなり、自信を持って活動のイメージを描いていけるようになります。
本プログラムは管理職向けのマネージャープログラムとマネージャーを補佐する役の方に向けたコーディネータープログラムの2種類をご用意しております。
*5つの実践指針はリーダーシップの世界的ベストセラー『リーダーシップ・チャレンジ』(J.M.クーゼス&B.Z.ボズナー著)にて提唱された概念を基に、株式会社エイシアにて日系海外拠点用に改変したものです。
V. 多文化リーダーシップ
以下は赴任マネージャー向けプログラムです。1.研修仕様 | ■オンライン(Zoom) 7Hr x 1日 ■人数 4名~12名 ■講義、個人ワーク、グループ対話などを取り混ぜて進行する ワークショップ形式研修 |
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2.概 要 | 1)イントロダクション 2)ポジションアップと職務拡大 3)ケース概要 4)グローバルマネジメント実践法 5)ケース1 赴任前にとるべきアクション 6)ケース2 仕事の進め方 7)ケース3 ポイントが外れてしまう 8)ケース4 業務を進める体制づくり 9)ケース5 中堅社員の動機づけ |
3.対象者 | 近々に海外へ管理職として赴任を予定されている方々。 尚、本研修は上級管理でなく、ライン管理を想定した内容です。また、管理職につかず、補佐役的に管理職を支える方々に向けては“赴任コーディネーター版”のご用意があります。 |
4.カリキュラム(Zoom版) | ■AM
■PM
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